2012年02月01日

歯医者記 -人はいかにして歯医者に通うか-4

さて、後に残されたのは僕と歯科衛生士の二人である。

ちなみにこの歯科衛生士はけっこうかわいい女の子だ。
若干うきうきしている僕に彼女は再び口を開けるように指示をし、椅子を倒した。

「じゃあ、これから歯周病のチェックをしますね〜」

そう言うと彼女は先程の針金状の器具を手に取り、歯茎と歯の隙間に突っ込んだ。

 

瞬間ざくっと痛みが走り、思わず呻く。
しかし彼女は気にかける事もなく、続けざまに数回針金を突っ込む。

要は歯肉の盛り上がり具合を確認する検査らしいのだが、それにしても荒っぽい。
刺されるたびにずきっと痛みが走るので顔をしかめざるを得ない。痛みに堪えるため左手の甲をギュッとつねる。

 

段々と冷汗が流れてくる。

しかもなんと、この検査は歯を一本ずつ調べていくのだ。

一本の歯につき数回針金を突っ込むので、都合最低数十回は痛みを我慢しなくてはならない。

 

 

 

気が遠くなるような十数分間が過ぎた後、「はい、終わりました」の声をかけられて僕はのろのろと起き上がった。
シャツの背中は冷汗でぐっしょりだ。

水をもらって口を漱ぐと水には少なからぬ血が混じっていた。

「歯周病もそうですけど、歯石が溜まっていますね。次からは歯と歯茎の隙間の歯石まで取りましょう」

何だか恐ろしい事になってきたようである。
とにかく今は「歯と歯肉の間」というフレーズは聞きたくない。

 

 受付で代金を払い、次回の予約をする。治療時間は30分程だった。

これからあとどれくらいかかるのか…?
思いがけずに始まった歯医者通いの日々にため息をついて、とりあえず僕は仕事に向かったのだった。
(朝一で行ったからこれから仕事なのだ)

posted by やどかり at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/249761626

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。